幻影の星 読書感想文

るり子とルルドのお別れのシーンを読んで
ドトールで抑えきれずに鼻たらしながら泣いた。
なぜか、じいちゃんを思い出した。





じいちゃんだけが唯一寂しいときに(幼いから寂しさを偉大なんて思わなかったけれど)絶対に相手してくれた。どんなに写経に集中しててもヒコーキ飛ばしに付き合ってくれた。

絶対的な一人ぼっち感を抱えながら生きてきたるり子にとって本当に支えるになる唯一の存在だったルルド。本当にありがとう!と言い切れた、るり子に比べて、9年経った今になっていまさら、僕は「ひとりぼっちにしないで、行かないで」って叫びたくなった。どうしても涙が止まらなかった。
自己愛の投射ではなく本当に僕が望むままにケアしてくれたのは、じいちゃんだけだったんだなぁと思った。じいちゃんがいなくなるってことは、僕がいなくなったってことなんだっていまさら思った。じいちゃん、どうして一人ぼっちにして行ってしまったの?本当にありがとう!とは、まだ言えそうも無いよ





幻影の星

幻影の星

  • 作者: 白石 一文
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2012/01
  • メディア: 単行本



タグ:白石一文
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